4月14日に、サクラの切り株の中にムネアカオオアリを移植しましたが、今日(4月16日)は、別のサクラの切り株の中にムネアカオオアリを移植しました。この切り株は、ブログ「ムネアカオオアリを切り株に移植 +R10」の中の「桜2」です。今回は、飼育器を木の中の空洞に入れない方法にしました。
木株の上面からほぼ垂直に径12mmの穴を空け、2面でカットして木片を取り出し、カット面から奥へ空洞を掘ります。木片を元に戻し、上部の穴と飼育ケースの穴を重ねて、ムネアカオオアリが木の中の空洞に移動できるようにします。
移植するのは、S/N:R200603-002で、昨年の6月3日から4日にかけて新女王アリを採集したムネアカオオアリのコロニーです。
木片が完全に接着するのを待って、午後から移植を始めました。飼育ケースのシリコン栓を外して逆さにし、切り株の上に、ちょうど木の穴と飼育ケースの穴が重なるように置きました。
すると、直ぐに数匹の働きアリが木の穴の中に入って行きました。そして、カメラを取りに行ったほんの僅かな間に女王アリも木の穴の中に移動していました。
このムネアカオオアリのコロニーは、木の中がとてもお気に入りのようです。