庭のトゲアリが引越か?

毎日のように庭に移植したトゲアリ(T140906-03)の様子を見に行っていたのですが、8月22日の17時頃、クリの木のいつもの場所にトゲアリがいませんでした。

トゲアリの移植巣の直ぐ上にあるトゲアリの活動場所 トゲアリが全くいない

ところが、クリの木の隣りのイチジクの主枝支えの箇所にトゲアリの塊がありました。

トゲアリの塊の片方から見て
トゲアリの塊のもう片方から見て

なぜクリの巣から移動したのでしょうか。また、移動したのは、巣内の全構成員なのでしょうか。確かめることにしました。
クリの木の巣の中を見るために、移植時に空けていた径12mmの穴にスコープカメラを差し込もうとしましたが、形成層が成長したのか穴が狭くなっていました。そこで、ドリルで穴を拡張してスコープカメラを差し込みました。

クリの木の空洞に入れた飼育ケースの中が写っている 下方の黒くて小さなものは生き物 コオロギの仲間のようにも見る スコープカメラで撮影
1分42秒の動画に4回生き物が写っていた 4コマ15秒間の動画に編集

スコープカメラに写っている生き物が何なのか分かりませんが、極く少数か1匹だと思われます。また、とても早く動いていることからも、アリではなさそうです。クリの木の空洞に小型のアリが侵入した可能性も考えられたのですが、そうではなかったようです。引越がコロニーごと行われたことも分かりました。

翌日、トゲアリは前日と同じ場所で塊を作っていました。繭が見えましたので、幼生虫を連れての引越だったことが分かります。

繭が見える 8月23日8時29分撮影

何者かに襲われて、慌てて引越をしたのではないのでしょう。引越した要因は、クリの木の中を見ても分かりませんでしたが、「計画的」な引越だったようです。
それにしても、イチジクの主枝支えにいつまで留まるのでしょうか。既に新居探しを始めているとしても、庭にはトゲアリが営巣できそうな場所はないように思えるのですが。
そこで、巣箱を作ることにしました。縦89mm×横127×奥行120mmで中に1段作ります。使う木は1×4材のみです。小さなアリが巣箱の中に入れないよう、できてしまった隙間はシリコンで塞ぎました。

前後を塞ぐ前 中1段には4mmの穴を2つ空け、天井板には10mmの穴を空けた この10mmの穴はスコープカメラを使っての観察用
左面が前面で、内外の出入り口用に5mmの穴を空けた
主枝支えに載せるように設置した 8月23日11時15分撮影

クリの木を見るとトゲアリがたくさんいる場所がありました。そこで、蜜を与えました。

蜜を与えた 11時22分撮影
クリの木と巣の間をロープを伝って往復しだした 11時26分撮影

ふと、何か黒いものを運んでいるトゲアリが目に付きました。クロオオアリの腹部がない死体のようです。クリの樹上から運んできたとしたら、生きていたクロオオアリを狩ったのでしょうか。

腹部がないクロオオアリの死体を運ぶクロオオアリ 11時30分撮影

ところで、蜜を飲んだ働きアリは、巣が木の中にあった時と同じように、新たな集結場所へと帰って行きました。日常の営みをしているようです。また、クロオオアリの死体も巣へと運んでいました。そこで、更に人為的にタンパク源を与えて反応を見ることにしました。青虫を見つけたので、主枝支えに置いてみるとすぐさま食い付きました。やはり日常の営みをしているようです。

青虫を捕らえる働きアリ 11時37分撮影

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