クモに襲われたクロオオアリを巣に戻す

クロオオアリやムネアカオオアリがクモに襲われて命を失う場面をこれまでにいくつか紹介してきました。

クモに襲われたクロオオアリ その瞬間」2018年4月12日
生死の運命」2021年3月24日
サクラの切り株の中にムネアカオオアリを移植」2021年4月14日
アリジゴクとハエトリグモ」2021年4月27日

8月25日にもクロオオアリがハエトリグモに襲われるところを見ました。蜜を吸って帰って行くクロオオアリの後を追っていると、突然ハエトリグモが現れ、このクロオオアリを襲いました。今回もクモは一瞬クロオオアリを襲った後、クロオオアリから離れました。私は瞬時にクモを払いのけました。まだクロオオアリは生きていましたが、すぐに体の動きが鈍ってきました。

動きが鈍ってきた 8月24日16時16分撮影 

肉眼では外傷はないように見えるのですが、どこからか体中に毒が入ったのでしょう。しばらくそのままにしていると、小さなアリがこのクロオオアリに食い付きました。このまま放置していると、クモに襲われたからではなくて、異種のアリに襲われて死んでしまいそうです。そこで、このクロオオアリを保護することにしました。
フィルムケースに湿らせたティッシュを入れて、そのフィルムケースの中に入れました。
翌日見ると生きていました。ですが、動きは鈍く、回復はしていませんでした。クロオオアリを襲ったハエトリグモの毒は、一時的に神経を麻痺させる毒ではないことが分かります。

翌日生きていたが、体の動きは前日と変わりなかった 8月25日13時53分撮影

このクロオオアリがどこのコロニーかは分からないわけですが、昨日盛んに巣を出入りしていたコロニーは、B200603-083だったので、このコロニーに帰らせることにしました。
B200603-083の巣に直射日光が当たらなくなる夕刻を待って、巣の出入り口の直ぐ前にこのクロオオアリを置きました。
案の定、迷うようでもなく、比較的短時間で巣穴を見つけて入って行きました。

巣穴に入りかけたところ 16時23分撮影
しばらく腹部が見えていたが、後に見えなくなった 16時25分撮影

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