庭のクリの木の空洞に移植していたトゲアリ(T140906-03)が、イチジクの主枝支えへ引越しているのに気づいたのは、8月22日のことでした。それから5日後の8月27日に、トゲアリの様子を見に行くと、主枝支えの直ぐ傍のいちじくの実にトゲアリがやって来ていました。

主枝支えを見ると、幼虫が見えたのですが、直ぐにその幼虫らが運ばれて行くのが見えました。引越をしているのでしょうか。



その先を追ってみると、ロープの終端の杭を下って行きました。そして、杭からそう離れていない場所で、地中へと入って行くようです。


観察しやすいように、巣箱を取り払いました。

仲間を運んで行くトゲアリも見かけるようになりました。運ばれて行くトゲアリはまだ体色が薄いので、羽化して間もないのかもしれません。

主枝支えのすぐ上方にまだ熟れていないいちじくの実があり、引越中にも関わらず、何匹か集まっていました。

10時15分ごろになると、ほとんど引越が終わったようです。この日、最初にトゲアリを見つけたいちじくの実には、引越中もずっと、何もなかったかように、トゲアリがやって来ていました。



引越の様子はビデオでも撮影しています。1分30秒間に編集しています。最初の30秒間(9時51分頃)は杭を下って行く様子、次の20秒間(以後いずれも9時58分頃から)は引越元(主枝支え)の様子、最後の40秒間は引越先の様子です。