トゲアリの女王アリ採集2日目と 気象条件の検証

9月13日にもトゲアリの結婚飛行があったようです。
B巣の周りと、A巣の周りで雄アリを複数匹見つけています。

B巣の麓で 9月13日8時35分撮影
A巣の近くで 10時28分撮影

右の翅が僅かに残っている女王アリと、右の翅が残っている女王アリもいました。

右の翅が僅かに残っている女王アリ 8時44分撮影
右の翅が残っている女王アリ 一部脚を失っている 9時33分撮影

9月13日は、8時30分ごろから10時40分ごろまで(2時間10分)採集を行い、24匹の新女王アリを採集しました。その内1匹は、直前の写真に写っている女王アリです。

右側の翅付き 左中脚・右後脚腿節以下無し

1日目・2日目共に2時間強の時間、採集しました。その間に20匹と24匹の女王アリを見つけたのですが、この数は以前と比べても決して少なくはありません。いずれの日も結婚飛行があった日だったからでしょう。
この間の気象は次のようです。(初めて最低気温が20℃を割ったのは7日です)

  日 (採集匹数) (最低気温 / 最高気温) 昼(06:00-18:00)の天気概況
 9月7日         (19.7 / 29.1)     曇
 9月8日         (20.7 / 24.6)     曇時々雨
 9月9日         (20.3 / 28.9)     雨時々曇後晴
 9月10日         (18.4 / 29.0)     晴後一時曇
 9月11日         (22.0 / 28.0)     雨一時晴後曇
 9月12日(20匹)     (21.7 / 26.1)     曇
 9月13日(24匹)     (19.9 / 27.7)     曇

8月29日のブログ「トゲアリの女王アリ採集と気象条件」で、

採集期間は     9月8日から20日
最低 / 最高気温は  19.9℃以下 / 29.5℃以下
天気概況は     曇か晴

の時であれば、必ずトゲアリの女王アリが採集できると予測しましたが、確かに9月13日はその条件に該当していました。この日の他にも、9月10日が条件に該当していますので、結婚飛行があったのかも知れません。また、9月7日は、採集期間の予測の8日より1日早いとは言え、気象条件が該当していますので、この日も結婚飛行があったのかも知れません。
9月12日は、諸条件の内、最低気温が高めでしたが、実際には結婚飛行がありました。上記の採集できる気象条件は、そもそも確実性の範囲を表したものです。
これまでの観察から、トゲアリの結婚飛行は2週間(2013年 2014年)から1ヶ月程度(2015年)の期間に分散的に行われることが分かっています。今年は、継続観察はできませんが、9月13日以降にメインの結婚飛行が行われるかもしれません。

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