敷地の西のコンクリート塀に沿って移植のために置いているコンクリートブロックに、クロオオアリがいました。体格は中程度で、「この場所に移植したコロニーのクロオオアリではなさそうだ」と思いながら、蜜を与えて巣の場所を確かめることにしました。

案の定、このクロオオアリは、移植用のコンクリートブロックからは離れて行き、西の花壇を東へと歩いて行きました。やがて花壇を下り、芝地を下り、通路を横切って更に芝地を下って姿を消しました。その辺りには、砂粒がありました。





どうやらここに巣口があるようです。蜜を与えた場所からは、14m程歩いた地点です。
この巣口の近くでクロオオアリを何匹か見かけました。



巣口を観察しやすくするために、巣口があると思われる周辺の芝を刈りました。

すると、巣口が探せなくなったようです。幾匹も巣口を探し続けていました。

この場所に巣があったことは、とても意外でした。近くにはA巣がありますが、そこからは4.4m離れています。この場所の近くに移植したことはありませんので、どこからか引越してきたのかも知れません。思い当たるとすれば、B15099があります。今年7月11日のブログで、巣口が移動したことについて触れていますが、その後かなり前から、この巣口を出入りするクロオオアリがいなくなっていました。クロオオアリの体格からは、中程度の規模のコロニーだと思われ、またB15099の移動先から3m程の場所ということからも、B15099が引越してきたとも考えられます。