今年初めて見た庭のクロオオアリの結婚飛行

今年は、自宅不在の期間があったため、庭のクロオオアリの結婚飛行を観察する機会が少なくなっていました。そのため、今後の観察でもメインの結婚飛行の日を特定できないかも知れません。
それでも観察できた限りでは、これまでは結婚飛行に飛び立つ羽アリを見ませんでしたが、今日6月12日、ついに結婚飛行に飛び立つ羽アリを観察しました。但し、巣口周辺から羽アリが飛び立つのを目撃できたのはA巣のみでしたし、それはメインの結婚飛行ではなかったように思います。

以下は13時過ぎ様子です。羽アリは飛び立っていないようでした。

A巣 3箇所の巣口の西側 6月12日13時8分撮影
A巣 3箇所の巣口の中央 13時8分撮影
A巣 3箇所の巣口の東側 13時9分撮影
近くの蜜器に登ってきた有翅女王アリ 飛び立ちはしなかったようだ 13時21分撮影
C巣の様子 拡張された巣口から働きアリや羽アリが外を窺っていた 13時14分撮影

15時24分ごろ、A巣の巣口の廻りで働きアリや羽アリの動きがにわかに活発になり、雄アリが飛び立つようになりました。有翅女王アリも多数巣から出て行きました。有翅女王アリが飛び立つところは目撃できませんでしたので、飛び立ったか断言はできないのですが、巣穴に戻ってくる有翅女王アリは僅かでしたので、飛び立ったのではないかと考えています。

A巣の2箇所の巣口周辺の様子 15時24分から2分間の動画 前半はタイムラプス撮影 後半は通常撮影
C巣の様子 15時19分撮影
C巣のもう1つの巣口の様子 15時31分撮影

ところで、結婚飛行の際には、働きアリや羽アリが多数巣口に出てくるので、巣口を簡単に見つけることができます。それらの巣は、羽アリがいるコロニーですので、大きなコロニーであることも分かります。

① 昨年、A巣の東上で見つけた巣口(U巣)がありましたが、その時にはこの巣のコロニーの規模は分からないでいました。この度、羽アリかいることが分かりましたので、この巣がA巣でなければ、別の大きなコロニーであることが分かります。

巣口に羽アリが出て来ていた 17時46分撮影
巣口の位置 A巣の東上1.7m程のところ 17時50分撮影

② 柿の切り株の周辺に有翅女王アリや雄アリがいました。気づくのが遅かったためか、羽アリの数は多くはなかったのですが、この場所にもクロオオアリの巣があることが分かりました。

柿の切り株の周辺 分かりにくいが、写真左上には有翅女王アリが写っている 17時48分撮影
柿の切り株の周辺の全景 手前には踏み石がある
A巣の東上の巣口と柿の切り株との位置関係 A巣の東上の巣口は左のコンクリートブロックの手前にある

この柿の切り株周辺にあると思われるクロオオアリのコロニーは、2018年5月21日に発見した自然コロニー(J巣 移植コロニーではなく)なのかも知れません。

③ C巣では3箇所から羽アリが出て来ていました。いずれも20cm四方のトラバーチンという岩石の踏み石の通路の上方にあります。かつては、この通路の下方に巣口があったのですが、そして昨年の春にも通路の下方に巣口があることを確認していましたが、今回改めて通路の下方にも巣口があることが分かりました。

踏み石の通路の下方にも巣口があることが分かった 18時2分撮影
写真中央辺りに巣口があった 上方に通路がある

今日、結婚飛行があったとは言え、巣の中には、まだ相当数の羽アリが残っているようです。

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