2022年トゲアリの寄生の試み 4 T20220910-66

一時的社会寄生の4例目を試みました。寄主をクロオオアリのコロニーS/N:BH210523-23(新女王アリを昨年の5月23日に採集)とし、トゲアリの新女王アリT20220910-66(9月10日採集)を寄生させます。
9月13日、BH210523-23の働きアリを1匹、T20220910-66が入っているクリアカップの中に入れると、化粧行為が始まりました。その後、T20220910-66が、BH210523-23のコンクリート人工巣の中へ自然に入れるようにしました。

化粧行為をするトゲアリの女王アリ 9月13日10時41分撮影
コンクリート人工巣の上部 クリアカップを逆さにしている 10時49分撮影

人工巣の中に入ると、トゲアリの女王アリは丸まってクロオオアリの働きアリに運ばれる格好になりました。そのまま、クロオオアリに運ばれて巣の部屋の中に入り、やがて元のように化粧行為の格好に戻りました。

クロオオアリの働きアリがトゲアリの女王アリを運んでいる 10時50分撮影
クロオオアリの働きアリに巣の中まで運ばれて来た 10時50分撮影
化粧行為の格好に戻った 10時51分撮影

この後、トゲアリの女王アリが化粧行為に使ったクロオオアリを放すと、クロオオアリの働きアリから攻撃を受けるようになりました。特にトゲアリの女王アリの左後脚に咬みついたクロオオアリは咬みついたまま離れなくなりました。このため、幾度かトゲアリの女王アリがクロオオアリの女王アリに向かって行きましたが、動く自由が利きませんでした。

トゲアリの女王アリの左後脚に咬みついて離さないクロオオアリの働きアリ 11時11分撮影

その後、トゲアリの女王アリは、クロオオアリの女王アリの肢に咬みつき、そのまま膠着状態になりました。

トゲアリの女王アリは、クロオオアリの女王アリの肢に咬みついている 13時48分撮影

翌日の9月14日の朝、トゲアリの女王アリは、巣の外に出ていました。ほとんど攻撃されていないように見えました。夜見た時には、巣の中で1匹のクロオオアリに肢を咬みつかれていました。

9月14日8時25分撮影
9月14日22時40分撮影

9月15日になると、トゲアリの女王アリは生きていましたが、巣の中で動けなくなっていました。

まだ生きていたが動けなくなっていた 9月15日17時3分撮影

そして、9月16日、遂に死んでしまいました。クロオオアリの女王アリを含む本体は、人工巣の上部に移動していました。

死んだトゲアリの女王アリ 9月16日8時38分撮影
人工巣の上部に女王アリを含む本体が移動してきていた 9月16日8時38分撮影

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