直短寄生4例のその後(10月25日)

直短寄生について記載した前回のブログ(10月6日)の時点で、寄主に当たるトゲアリの働きアリ10匹の内、生き残っていた働きアリの数は次のようでした。

1例目: T20220910-68(9月13日寄生開始)9匹
2例目:T20220910-15(9月19日寄生開始)1匹(但しトゲアリの女王アリが死亡したためサンプルから除外)
3例目:T20220910-16(9月21日寄生開始)4匹
4例目:T20220910-18(9月21日寄生開始)10匹
5例目:T20220910-19(9月22日寄生開始)7匹

その後、68(T20220910-68)では10月17日に1匹死に、16では10月12日に1匹、10月18日に更に1匹死に、19では10月25日に1匹死にました。
10月12日からは、寄主として使ったコロニー(T140906-40)の働きアリを10匹ずつ2度に渡り追加しました。上述のように10月12日以降に死亡したトゲアリの働きアリは4匹いますが、追加による戦いでの死亡とは言い切れないことも考慮すると、ほぼ全ての追加した働きアリ(計80匹)は、寄生中のコロニーに受け入れられたと言えそうです。
また、飼育環境を変えました。各サンプルのコロニーを寄生当初のカップ型コンクリート人工巣から、砂を入れた小型水槽に移し入れ、その小型水槽の中に1×4材を使って作った2種類の簡易な人工巣を入れました。
以下は、10月25日時点での様子です。

1例目: T20220910-68

働きアリの多くが木の側面にいた
女王アリは単独行動をしている 腹部は異常なほどに膨らんでいた
1×4材で作った人工巣 巣の中を暗くしている 人工巣の中には入って行かないようだ

3例目:T20220910-16

68同様に女王アリは単独行動をしている
これがもう1つの1×4材で作った簡易な人工巣 この中にも入って行かないようだ

4例目:T20220910-18

68同様に働きアリの多くが木の側面にいた
68と16同様に女王アリは単独行動をしている

5例目:T20220910-19

16と同様の簡易な人工巣 こちらも人工巣の中に入って行かない
68と16と18同様に女王アリは単独行動をしている

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