アンテグラウンドに開放蓋を作る

開放仕様の蓋については、既に今年の9月2日にクロオオアリのコロニーのB110608-07用の餌器の蓋として作っています。それから2ヶ月経過しましたが、クロオオアリが餌器から脱走することは1度もありませんでした。そこでこの度は、既に使っている3仕様4台のアンテグラウンド用に、開放仕様の蓋を作ることにしました。
開放仕様の蓋と言うのは、物理的にプラスチックやガラスなどでケースを閉ざすのではなく、ケースの内外の空間が繋がっている枠だけの蓋のことを言います。ただ、そのままでは、アリはケースの側面を上ってきて脱走しますので、ベビーパウダーに無水エタノールを混ぜて開放蓋の内側前面に塗っておきます。

アンテグラウンドⅠ型に設置した開放蓋 クロオオアリB15006を飼育 11月2日撮影
アンテグラウンドⅡ型に設置した開放蓋 トゲアリT140906-40を飼育 11月5日撮影
アンテグラウンドⅢ型に設置した開放蓋 クロオオアリBK170530-081を飼育 11月5日撮影
アンテグラウンドⅢ型に設置した開放蓋 トゲアリT210912-01を飼育 11月5日撮影

開放蓋は3mm厚のアクリル板で作っています。開放蓋の四方を囲む枠の幅は33mmで、この枠に30mm幅のアクリル板を垂直に取り付けています。

33mm幅の枠に垂直に取り付けている30mm幅のアクリル板 ベビーパウダーを両面に塗っている アリが脱出するには最大の難所となる
同上(内側から見ると) 33mmの枠の内側にもベビーパウダーを塗っている
アンテグラウンドⅠ型の開放蓋 1/2個分
アンテグラウンドⅡ型の開放蓋 1/2個分
アンテグラウンドⅢ型の開放蓋 1/2個分

ケースの中の空気を吸い出すために設置していたUSB仕様の送風ファンは不要になりますが、水槽の濾過器はそのまま使うことにしました。そこで、電源コードを伝って脱出するのを防ぐために電源コードに「アリ返し」を取り付けました。電源コードとアリ返しにもベビーパウダーを塗っています。

アリ返し ベビーパウダーを塗っている
アリ返しは2枚を重ねて切り込みで電源コードを挟み込む

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