200mL大気圧給水器用に留水器を作成

25日のブログで、200mLの大気圧給水器をアンテグラウンド内に設置したことについて書きましたが、27日、その給水器から水が漏れ出ていました。給水器内にあった100㎤の空気が膨張したのが原因のようでした。大気圧給水器に水を100mL入れた時点では室温がとても低く、その後エアコンを点けるなどして気温差が大きくなったからでしょう。
寒い季節以外は起こらないと考えましたが、通年のことを考え、溢れ出た水がアンテグラウンド内に直に流れ出ないように、留水器(注:造語)を作ることにしました。
容器の底面を10cm×10cmの正方形とし、高さを2cmとすれば、容積は200mLとなります。大気圧給水器の最大容量は200mLですから、この容器の高さですれすれよいわけです。ですが、オオアリの水死を防ぐために、留水器の底に部材を敷くことにしましたので、留水器の高さを2cmよりも高くすることになります。
部材としては、かなり特殊な玄関マットを使うことにしました。厚みは1cmですが、スポンジよりも更に隙間の多い構造です。

玄関マット 10cm×10cmにカット

10cm×10cmにカットした玄関マットの体積を量るため、玄関マットを平形の100mLマスに入れて、100mLマスがいっぱいになるまで水を入れ、その水の重さを量りました。

平形の100mLマスと玄関マット
水を入れない状態で0gにする
マスいっぱいに水を入れると78gだった

水の重さは78gでしたので、玄関マットの体積は22㎤であることが分かります。そこで、玄関マットを底に敷いた方形の容器に、200mLの水を溢れないように入れるには、2.22cmの高さが必要になることがわかりました。
このことを考慮して、留水器の高さを2.5cmとして製作しました。

10×10×2.5cmの留水器を4個作った
大気圧給水器と留水器 クロオオアリのコロニーB15006のアンテグラウンドⅠ型の中 1月28日13時52分撮影

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