5月30日に、T20220910-18では卵を2個咥えて歩き回るトゲアリの働きアリを観察していますが、今日見ると、飼育器(小型水槽)の中の人工巣の中に卵が運び込まれていて、女王アリと数匹の働きアリも人工巣の中にいました。

これはとても大きな変化です。昨年の10月に、直短寄生のコロニーをカップ型コンクリート人工巣から砂を入れた小型水槽に移し入れて以来、働きアリも女王アリも小型水槽の中の人工巣の中に入ることはまずなかったからです。8ヶ月近くも経って初めて、人工巣(1×4材とアクリル板を使って作った簡易な人工巣)を居住の場にしたことになります。
T20220910-16では、働きアリが1匹しか生き残っていません。


そこで、直短寄生の当初からの寄主であるトゲアリのコロニーS/N:T140906-40(新女王アリを2014年の9月6日に採集)から1匹取り出し、T20220910-16の中に入れました。
しかし、たちまち戦いが始まりました。


女王アリの方が劣勢になっていましたので、放置するのは止め、進入側のトゲアリを取り出しました。
この方法での合同は成功しませんでした。