直短寄生のT20220910-16 働きアリ7匹に

7月10日、前日に人工羽化させた個体は、正常に羽化し成虫になっていましたが、7月2日に人工羽化させた個体が死んでいました。

この度死んだ個体は、以前から躯体を丸めたまま動きが異状だった 7月10日20時38分撮影

羽化直前の繭が1個ありましたので、今回も人工羽化させました。

人工羽化させてフィルムケースに戻した 20時51分撮影

7月12日、1匹自然羽化していました。これで自然羽化(仲間が羽化介助)した個体が2匹になりました。

写真では見難いが、下方の3個の繭の上に成虫が5匹いる 繭殻が2つになっている 7月12日21時49分撮影

7月13日、Seriaの飼育器に戻しました。まだ羽化していない繭は3個です。

働きアリは5匹 2匹の死体は取り出した 7月13日20時37分撮影

7月15日、更に1個体が羽化していましたが、腹部に殻が付いたままになっていました。そこでこの殻をピンセットで取り除きました。

羽化の際に仲間の介助が不完全だったようだ 腹部に殻が付いている 7月15日9時51分撮影
腹部の殻を取り払った後 腹部の先に外皮が少し残った 9時56分撮影
繭が残り2個になった 9時56分撮影

7月16日になると、働きアリが7匹になっていました。更に1匹が自然羽化したことになります。残りの繭は1個になったのですが、その繭は死んでいました。

死んだ繭を咥えている働きアリがいる 7月16日20時38分撮影

6月30日に、直短寄生のT20220910-16に繭を10個加えて以来、2個は羽化できずに死に、1個は羽化後に死に、7個が無事に成虫になりました。これら7匹は、寿命としては1年以上と考えられますので、今年後半、または来年の春以降、女王アリが産卵を始めれば、コロニーの発展が望めることでしょう。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください