7月10日、前日に人工羽化させた個体は、正常に羽化し成虫になっていましたが、7月2日に人工羽化させた個体が死んでいました。

羽化直前の繭が1個ありましたので、今回も人工羽化させました。





7月12日、1匹自然羽化していました。これで自然羽化(仲間が羽化介助)した個体が2匹になりました。

7月13日、Seriaの飼育器に戻しました。まだ羽化していない繭は3個です。

7月15日、更に1個体が羽化していましたが、腹部に殻が付いたままになっていました。そこでこの殻をピンセットで取り除きました。



7月16日になると、働きアリが7匹になっていました。更に1匹が自然羽化したことになります。残りの繭は1個になったのですが、その繭は死んでいました。

6月30日に、直短寄生のT20220910-16に繭を10個加えて以来、2個は羽化できずに死に、1個は羽化後に死に、7個が無事に成虫になりました。これら7匹は、寿命としては1年以上と考えられますので、今年後半、または来年の春以降、女王アリが産卵を始めれば、コロニーの発展が望めることでしょう。