庭のクロオオアリ 再会?

夏が過ぎて、思い出したかのように、心配事がありました。長い間、庭で極く僅かにしかクロオオアリを見なくなったことです。玄関に置いているミツバチの巣箱へ何匹かが列をなしてやって来ていたのを見たことはありましたが、その外はほんの時たま、1匹のみが歩いていのを見たぐらいでした。
そんな中、10月15日、庭でクロオオアリを見つけました。巣を特定するために蜜を与えました。

10月15日15時14分撮影

帰路を追って行くと、L 巣 B16013(2019 年 6 月 8 日移植 18 日発見)に戻って行きました。

L巣がある場所 15時16分撮影
L巣

L巣への帰路の観察と並行して、もう1匹のクロオオアリにも蜜を与えていました。

大型のクロオオアリ 15時15分撮影

この大型のクロオオアリの帰路も追いましたが、途中で見失ってしまいました。帰路はL巣の方向ではありませんでした。
しばらくして、少し離れた別の箇所でクロオオアリを見つけましたので、同じく蜜を与えました。

15時20分撮影

帰路を追うと、前掲の大型のクロオオアリと同じ方向へと進み、ネクタリンの木の近くの芝地で見失いました。

ネクタリンの木の近くの芝地でクロオオアリを見失う 15時28分撮影

再び、最初に蜜を与えた近くを見ると、クロオオアリが来ていましたので、蜜を付け足して、そのクロオオアリの帰路を追ってみました。すると、最初に見つけたクロオオアリと同様に、L巣へと戻って行きました。2度観察できたことから、L巣が滅びていないことが判明しました。

最初に蜜を与えた近くにやって来ていたクロオオアリ 15時30分撮影
そのクロオオアリが戻って行ったのはL巣だった 15時35分撮影

再び少し離れたその別の場所を見ると、複数のクロオオアリが蜜を吸っていました。

15時36分撮影

後を追って行くと、今度もネクタリンの木の近くの芝地で見失いました。どうやらその当たりに巣口がありそうです。
芝刈りを長い間していないことが、見失う原因になっているようでしたので、芝を刈り込むことにしました。

芝を刈った

その後、芝を刈った箇所で観察していると、腹部が膨れた複数匹のクロオオアリがやって来て、巣口を探しているような行動が見られました。ただ、観察した限りでは、どのクロオオアリも巣口を見つけられないようでした。そこで、巣口を特定することは出来ずじまいになりました。巣口の特定は、後日にすることにしました。
このネクタリンの木の近くの場所は、これまでに巣のありかとして観察をしたことがない場所です。新たな発見となるコロニーなのか、それとも最も近い、といってもかなり離れているC巣のコロニーなのかは不明です。

それから1時間ほど経った頃、ネクタリンの木からは近い場所で、クロオオアリを多数見つけました。なぜ1箇所に多数集まっていたのかは調べていません。
蜜を与えておきました。帰路も観察しませんでした。

1箇所にクロオオアリが多数集まっていた 17時0分撮影
蜜を与えた 17時2分撮影

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