これまでも働きアリの寿命について触れてきましたが(「1匹だけ育った働きアリ」「働きアリの寿命」「働きアリの寿命(その2)」、新たに追記します。
現在、女王アリが死んでしまった家族を13家族飼育しています。
2011年採集 3家族
NESTCON01002 クロオオアリ 2013/01/01女王死
NESTCON01012 クロオオアリ 2014/04/15女王死
NESTCON01019 ムネアカオオアリ 下記記載
2012年採集 6家族
SIMSMA01002 クロオオアリ 2014/02/28女王死
SIMSMA01049 クロオオアリ 2014/01/01女王死
NESTCON01023 クロオオアリ 2012/09/15女王死
NESTCON01027 ムネアカオオアリ 2014/04/10女王死
SIMSMA01067 クロオオアリ 2013/09/27トゲアリに殺される
SIMSMA01075 クロオオアリ 2014/01/20女王死
2013年採集 4家族
SIMSMA01034 クロオオアリ 2013/10/15女王死
SIMSMA01044 クロオオアリ 2013/10/15女王死
SIMSMA01056 クロオオアリ 2013/09/02女王死
ANTCUB03007 クロオオアリ 2013/10/07女王死
これらの内、2011年6月8日に採集したムネアカオオアリの女王アリの家族(S/N: NESTCON01019)が今日見ると全滅していました。記録では、この家族の女王アリは2011年中に死んでいて、2012年は通年働きアリが8匹でした。つまり、この8匹は、交尾後最初に育てられた働きアリと考えられます。その後、2013年の3月には7匹、6月には5匹、10月には4匹となり、今年(2014年)になって3匹になっていましたが、この度全て死んでしまいました。
2011年に成虫になったのが7月下旬ですから、2014年の6月で、最長で2年と11ヶ月近く生きていたことになります。