B200603-034の引越が始まっていた(4月30日)

4月29日は、「雨時々曇」であったため、移植後の様子を観察していなかったのですが、30日に見ると、既に引越が始まっていました。
3箇所で巣作りが行われていました。

最も近くの場所 巣箱直下の岩の継ぎ目を利用(「直下巣」と命名)
直下巣 既にたくさんの土が運び出されていた 9時7分撮影
西方に向かう働きアリ 9時11分撮影
花壇ブロックを下って行く
花壇ブロックの下方に巣穴が造られていた
更に西方の少し上方も掘られていた
西方の全景 南側から撮影 (「西方巣」と命名)
西方巣は、写真奥にある 北側からの撮影

巣作り中の3巣目は、巣箱の東方にありました。

南側から撮影 手前が東方 巣箱は花壇の少し奥まったところ
散水ホースを行き来しているクロオオアリ 9時19分撮影
コンクリートブロックに沿うように巣作りが始まっていた
上記写真の左下を拡大 (「東方巣」と命名)

実はこの場所は、N巣がある場所です。争いが起こるのではないかと思ったものの、そのような場面はありませんでした。
移植時の引越では、複数の箇所で巣作りが始まることについては、既に「BM19003を移植 引越先が分裂?」や「B15099を移植 4日目 ほぼ引越完了」「B14034+133の引越先」などで観察しています。
クロオオアリは、自然界では営巣途中で巣を引っ越すことはないと考えられますので、人為的な「移植」では、新たに巣を作り始める前に引越先を統一する能力は備わっていないのでしょう。

まだ、引越はこれからのようでした。

幼虫が多数見える 9時37分撮影
働きアリも多い 9時37分撮影

10時ごろからは、幼虫を運ぶ働きアリを多数見るようになりました。

西方へと進む 10時1分撮影
巣箱の東側から西方へと進んで行った 10時7分撮影
花壇ブロックを下りて行く 10時19分撮影
巣穴に運び込む直前 10時20分撮影
巣穴に運び込む 10時28分撮影
巣穴に運び込む 10時29分撮影

引越先が「西方巣」に統一されたのでしょうか。
夕刻、人工巣の中を見て確かめることにしました。人工巣の中は、働きアリも幼生虫も少なくなってはいましたが、そこにはまだ女王アリが残っていました。

全周1 17時27分撮影
全周2 17時27分撮影
全周3 7時27分撮影
全周4 右下に女王アリが見える 17時28分撮影
女王アリ 17時29分撮影

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