クロオオアリが命を落とすとすれば、クロオオアリのコロニー同士の戦いや他種のアリとの戦いがあります。とりわけ初期のコロニーでは、小型のアリに襲われることも多いようです。
ただ、それらは天敵というよりは「生存競争」という言い方の方が適切でしょう。では、クロオオアリにも天敵はいるのでしょうか。
もう12年も前のブログですが、「アリ日記 2012/06/06〜08(5)巣から外に出るリスク」でクモを取り上げています。この度、それと同じ光景を目にしました。
クロオオアリは何れも糸で宙づりにされています。更によく見ると、1枚目と3枚目の写真にはクロオオアリと比べるとかなり小さなクモ(ボカシミジングモ)が写っています。いったいどのようにして自体よりかなり大きなクロオオアリを狩ったのでしょうか。ちなみにこれらの場所は、クロオオアリの巣口の極く近くだという共通点があります。
また、ハエトリグモも天敵です。この度撮影できたのは、アオオビハエトリではない、(これまでも観察している)ハエトリグモ(未同定)です。
過去の関連記事参照:
「クモに襲われたクロオオアリ その瞬間」2018年4月12日
「生死の運命」2021年3月24日
「サクラの切り株の中にムネアカオオアリを移植」2021年4月14日
「アリジゴクとハエトリグモ」2021年4月27日
「クモに襲われたクロオオアリを巣に戻す」2021年8月25日