クロオオアリの天敵

クロオオアリが命を落とすとすれば、クロオオアリのコロニー同士の戦いや他種のアリとの戦いがあります。とりわけ初期のコロニーでは、小型のアリに襲われることも多いようです。
ただ、それらは天敵というよりは「生存競争」という言い方の方が適切でしょう。では、クロオオアリにも天敵はいるのでしょうか。
もう12年も前のブログですが、「アリ日記 2012/06/06〜08(5)巣から外に出るリスク」でクモを取り上げています。この度、それと同じ光景を目にしました。

5月6日7時42分撮影
5月6日7時43分撮影
5月15日8時48分撮影

クロオオアリは何れも糸で宙づりにされています。更によく見ると、1枚目と3枚目の写真にはクロオオアリと比べるとかなり小さなクモ(ボカシミジングモ)が写っています。いったいどのようにして自体よりかなり大きなクロオオアリを狩ったのでしょうか。ちなみにこれらの場所は、クロオオアリの巣口の極く近くだという共通点があります。

また、ハエトリグモも天敵です。この度撮影できたのは、アオオビハエトリではない、(これまでも観察している)ハエトリグモ(未同定)です。

5月7日8時44分撮影
同上のハエトリグモ 8時45分撮影

過去の関連記事参照:
クモに襲われたクロオオアリ その瞬間」2018年4月12日
生死の運命」2021年3月24日
サクラの切り株の中にムネアカオオアリを移植」2021年4月14日
アリジゴクとハエトリグモ」2021年4月27日
クモに襲われたクロオオアリを巣に戻す」2021年8月25日

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