今年も脱翅新女王アリがいた

今年もクロオオアリB15006の活動室(アンテグラウンドⅠ型)に翅がない女王アリが1匹いました。

活動室アンテグラウンドⅠ型 5月17日17時8分撮影
活動室の中に有翅女王アリが18匹いた 17時13分撮影
活動室の中に翅のない女王アリが1匹いた 17時16分撮影

この翅のない女王アリが、このコロニーの女王アリではないとは言い切れないので、人工巣の中に脱翅女王アリがいるかどうかを見ることにしました。すると案の定、脱翅女王アリがいました。

人工巣の中にこのコロニーの女王アリがいた 17時19分撮影

ちなみに、人工巣の中には有翅女王アリはいませんでした。有翅女王アリは全て活動室に出ていたことが分かりました。
昨年も活動室に脱翅女王アリがいたのですが、その女王アリは僅かに翅が残っていました。ですから、この脱翅女王アリは昨年とは別の個体なのでしょう。

昨年見た脱翅女王アリ 僅かに翅が残っている 2023年4月20日撮影

それから2日後の5月19日、この脱翅女王アリが餌として与えていたスズメバチに食い付いていました。

5月19日17時16分撮影

この光景は、1年前にも見た光景です。

昆虫餌に食い付く脱翅女王アリ 2023年6月22日11時57分撮影

今年も「追視」できたことから、生まれた巣に止まっている脱翅女王アリは働くこともあると言えます。(まだ結婚飛行に出ていない有翅女王アリも働くことがあります)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください