一時的社会寄生のトゲアリ5例の様子(2024年6月2日)

2022年の9月に寄生を始めた一時的社会寄生のトゲアリ5例の様子は、前回は4月10日に取り上げています。
今回は、4月の様子と比べながら6月2日の様子を記録しておきます。

トゲアリの寄生の試み 1 (BH210523-18にT20220910-53が寄生 )

越冬幼虫が育ちつつある 4月10日撮影
卵が多数 幼虫は2匹 6月2日撮影

4月10日には越冬幼虫がかなりいたのですが、今回は2匹しかいませんでした。この時期、越冬幼虫は蛹だと思われますので、他の越冬幼虫は死んだのではないかと思います。
卵が多数ありました。

トゲアリの寄生の試み 2 (BH210523-19にT20220910-54が寄生 )

越冬幼虫が多数育ちつつある 4月10日撮影
繭が多数見られる 6月2日撮影
女王アリの腹部がよく膨らんでいる 6月2日撮影

越冬幼虫が順調に育ったように見えます。コロニーの本体が、コンクリート巣の上面に移動していました。

トゲアリの寄生の試み 3 (BH210523-21にT20220910-65が寄生 )

クロオオアリはまだ多数いるが、トゲアリの成虫も越冬幼虫もいない 4月10日撮影
トゲアリの成虫はいない 卵が多数ある 6月2日撮影
幼虫は2匹 6月2日撮影

4月10日の記録では、越冬幼虫がいないとされていますが、実際は最低2匹はいたのでしょう。

トゲアリの寄生の試み 4 (BH210523-23にT20220910-44が寄生 )

育ち始めている越冬幼虫が見られる 4月10日撮影
越冬幼虫が順調に育ったように見える 卵もある 6月2日撮影 

トゲアリの寄生の試み 5 (BH210523-29にT20220910-67が寄生 )

クロオオアリの数は少なめだ トゲアリの成虫も越冬幼虫もいない 4月10日撮影
卵が多数ある 6月2日
女王アリの腹部は4月10日よりも更に大きく膨らんでいるように見える 6月2日撮影

以上の5例を比較すると、2例目のT20220910-54が一番よく繁栄していることが分かります。次に繁栄しているのは4例目のT20220910-44です。

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