2022年の9月に寄生を始めた一時的社会寄生のトゲアリ5例の様子は、前回は4月10日に取り上げています。
今回は、4月の様子と比べながら6月2日の様子を記録しておきます。
トゲアリの寄生の試み 1 (BH210523-18にT20220910-53が寄生 )
4月10日には越冬幼虫がかなりいたのですが、今回は2匹しかいませんでした。この時期、越冬幼虫は蛹だと思われますので、他の越冬幼虫は死んだのではないかと思います。
卵が多数ありました。
トゲアリの寄生の試み 2 (BH210523-19にT20220910-54が寄生 )
越冬幼虫が順調に育ったように見えます。コロニーの本体が、コンクリート巣の上面に移動していました。
トゲアリの寄生の試み 3 (BH210523-21にT20220910-65が寄生 )
4月10日の記録では、越冬幼虫がいないとされていますが、実際は最低2匹はいたのでしょう。
トゲアリの寄生の試み 4 (BH210523-23にT20220910-44が寄生 )
トゲアリの寄生の試み 5 (BH210523-29にT20220910-67が寄生 )
以上の5例を比較すると、2例目のT20220910-54が一番よく繁栄していることが分かります。次に繁栄しているのは4例目のT20220910-44です。