7月5日のブログ「卵から成虫になるまでの日数(クロオオアリの創巣期)」では、
特定の採集地(岡山県蒜山高原)のクロオオアリで、特定の気温(上記参照)の下で飼育した場合、「創巣期における卵から羽化までの期間は45日である」と言えます。
とまとめています。これは産卵数と羽化数の平均が共に1を超えた期間でした。
ところが、45日以降の羽化数の変化を見ると、この「45日」を追加的に修正する必要があるようです。
次のデータは、産卵数と羽化数の日毎の変化をまとめたものです。
羽化数の増え方は、産卵数の増え方よりも遅いことが分かります。更にグラフにしてみましょう。
このことから、卵から成虫になるまでの日数は、
特定の採集地(岡山県蒜山高原)のクロオオアリで、特定の気温(参照)の下で飼育した場合、「創巣期における卵から羽化までの期間は最短で45日である」
と言えることになります。